2007.08.12 (Sun)
仮面ライダー電王#28 ツキすぎ、ノリすぎ、変わりすぎ
脚本:小林靖子
監督:石田秀範
【続きから】
劇場版のチケットと本編のチケット、用意されていたのは別々のクライマックス。劇場版のクライマックスが「活劇」なら、本編のそれは「ホームドラマ」、デンライナーの絆でしたよ。
■消える?ウラタロスたちが?
オーナー「ウラタロス君たちは、君が忘れた時間の良太郎くんに憑いている状態なんです」
えっ(゜ー゜;)
スプレーで眠らせたりせずに、事情を話して連れてけば、良ちゃん忘れずに済んだんとちゃうのん。
わざわざそんなことするから連中が消えるねやァ侑斗のおバカー(T□T;)
と私が思ったのは、時系列に並んだ四つの記憶があるって前提(※)をおいてるからだよ。
たとえばやっとのび太の宿題を終えたドラえもんが、その後何度も何度も過去の自分にさらわれて何度も何度も宿題をやるハメになったときのように、良太郎が血走った目で巨大スパナもって「やろう、ぶっころすぞ」と侑斗を追いかけていたわけだな。
ってことは、催眠スプレーは侑斗の自己防衛手段だったということだな。
やっぱり侑斗のおバカー(T□T;)
(※)これ以外の前提でもいろいろ可能性はあるかもしれないけど、まず侑斗の事情が何にも明らかにされてないので諦める。
■クライマックス1〜「ホーム」の絆
「好きみたいなんだ・・・僕」
当たり前だったことにようやく気づいたとき、それはホントに大切なものだったりするのんだ。
私たちも当たり前だと思ってたことを、良太郎がはじめて言葉にしてくれたよ泣いたわよ。
言葉にしなくても解りあってる、それが「ホーム」。
良太郎やハナちゃん、ミルクディッパーを守るために幾度となく描かれてきたドタバタコメディ。
何で守るの?
当たり前のことなんか誰も言葉にしないよ。
ホームドラマのクライマックスは、そいつをはじめて言葉にするところにもってこられたよ。
自分のせいじゃない、でも自分のせいだと思ってしまうのは、同じ時間をたくさんたくさん過ごしてきたからだ。
もっとああしていればよかった、ああしなきゃよかった、そんなことが怒涛のように頭の中をぐるぐる回る。
以前、イマジン4匹を飼うことを決めたときに、良太郎はこっそり体を鍛えてたよ。
その時間に、そのときの気持ちに良太郎は戻ろうとして、うさぎ跳びしたりタイヤ引いたりという訳わかんない自罰的な行動に出たのんだと思う。
良太郎以外は、誰も嘆いてみせない。
ウラはしょうがないと笑い、キンはずっと前に消えとったはずやと感謝し、リュウタはデンライナーの居心地がよかったらしく、でもお姉ちゃんは心残りだけどみたいなところで消えてしまった。
モモもハナちゃんも、良太郎の前では決して涙を見せない。
静かに座ってウラたちを見届けるオーナーに、良太郎をただ遠くから見守る侑斗とデネブも。
何も語らないけど、ただ「見守る」という存在の何て力強いことだろう。
ナオミちゃんのシーンもすごく印象的だったのん。
消えるそのときを静かに待つイマジンたちの名をひとりひとり呼ぶ。
「お待ちどうさまでした」
といつもどおりコーヒーをふるまう。
でもいつもどおりでないコーヒー。
彼らにふるまわれる最後のコーヒーは、なんだかおいしそうだった。
モモはナオミちゃんとともに、耐えて静かに彼らを見送る。
帰ってきた良太郎に
「消えたぜ、あいつら」
と静かに告げる声。
最初に戻っただけなんだ。
だから悲しんだりするな良太郎。
たとえかけがえのない大切な誰かがいなくなるとしても、みんながみんな、今までどおりの「ホーム」を、守ろうとしてる。
良太郎がいる場所。モモがいる場所。
そこが「ホーム」か。
■クライマックス2〜ケータロスとクライマックスフォーム
【ケータロス評価】
モモ:相変わらずセンスねぇな良太郎
良:ホント・・・センスないね・・・
【クライマックスフォーム評価】
モモ:うああ!わー!おー!わー!何なんだよこりゃー!わー!クマ!クマ!おいおい!ひー!ぎゃー!皮がむけたー!お前ら何なんだよ!
リュウタ:でもこれ気持ち悪いーv
モモ:バカ野郎!気持ち悪いのはこっちだ!
侑斗:ばかばかしいんだよ
ここまで登場人物にボロクソ言われたおもちゃがあっただろうか
でもボロクソにしながら客を泣かせるのは、人情ドラマの真骨頂だァ(T▽T)
徹底してボロクソだもんよぅ、強敵相手のバトル中に電話鳴るし「もしもし」言うし「邪魔だこのやろ」って強敵アウトオブ眼中だし。
クライマックスフォームチェンジに至っては、あんな騒がしくみっともないお披露目は、未来永劫お目にかかれないかもしれない。
みんなモモが好きで好きでしゃーないんやで。
■人情ドラマの泣かせ方
悲劇の泣かせ方と人情ドラマの泣かせ方は違う。
人情ドラマでは、涙をできるだけこらえさせるのんだ。
登場人物にも、そしてお客にも。
良太郎を泣かせてやるために周りの連中は涙を隠し、客を泣かせてやるためにドラマの作り手は、コメディの要素をふんだんに紛れ込ませる。
契約者サイドのドラマでも手抜かりナシよ。
池、おかしいよな池。
前回からコイツおかしいなぁと思ってたけど、何があっても絶望すらできないタイプだよ。
めっさ好き。結婚はしないけど。
ヒルイマジンもどっかおかしいよ強いくせに。
どことは言えないよ。
ノリはいいよね。
始終踊ってるし笑ってるし楽しそうだし、ラテン系のヘンタイだよ。
めっさ好き。結婚はしないけど。
アベックから目が離せなかったよね。
ヒルが登場してカフェは阿鼻叫喚だというのに、女はいちゃいちゃしてるわ男はガッツポーズしてるわ、宝石奪ったヒルにアベックごと食らいつくわ、キンちゃんは間一髪で女しか助けないわ、男はそのはるか遠景でひとり豪勢に溺れてるわ、てかスゴいよこの絵。
悲しい伏線だけど、キンとウラが良太郎に憑けないでモモが出張ってくるまでのシーンの、プラットの動きの変化が見事すぎてなぁ。(モモ憑依ならプラットでも強いんだな)
あんなシンプルなフォームなのに、たとえ声がなくても、良なのかウラなのかモモなのか判るよ。
そいつをまた、クライマックスフォームでフルお披露目してくれたしなぁ。
各キメゼリのところは、カメラがおのおののマスクに寄って強調していたけれど、ヒルを殲滅したあとみんなに遊ばれてるクライマックスの動きには、
「アニメかよ!」
と思わず突っ込んでしまいたくなるような感動を覚えました。
このための4フォームフル高岩さんだったんだろうか。
■覚えていればそれはなくならない
良太郎は、失われた過去の記憶を思い出したわけじゃない。
けれど、絶対忘れたくない想いがあるよ、みんなのいるデンライナーが好きだって想い。
失いたくない、つながっていたいという、オーナーいわく「良太郎くんの熱い想い」が、ウラたちをつなぎとめたという今回の物語。
それは「現在」を存在させる力の物語だったのかなぁ。
記憶なんて蘇らなくても、過去なんか変えなくても、未来という時間を変えるのは、現在を生きる人の、想いの強さなんだな。
オーナーの魔法はスゴい。
変えたい過去もある、ということを暗に肯定してた良太郎、今回のことですっげぇ成長したように見える。
■おまけ
タグ : イラスト
サンレインさんおはよございま〜す♪
>「どうして?良太郎もその方が嬉しいでしょ?」
リュウタなんてことをっ!!
と思って良太郎と一緒になっていたたまれない気持ちになってたんですが、リュウタ側に思いを馳せてみるとなんて切ない、切なすぎるじゃないですか・・・!
動物たちには無条件に愛情を傾けるのに、自分が愛されることは全然期待してない感じが全然ガキっぽくなくて、でもこんなことストレートにぽろっと口に出してしまうところはもっすごガキっぽくて、
「何をしても止めるよ。君と一緒に消えることになっても」
って言われたときまでは、まだ支配する―される、やっつける―やっつけられる(負けるのはイヤだけど)の関係性しか知らなかったのに、そうじゃない関係性っていうのはデンライナーに来て初めて経験したかのようで、
自分を特別な存在としてじゃなく、ありのまままるごと受け入れてくれるデンライナーって、ホントに特別でかけがえのない場所だったんだなぁと思って、
「皆がいる電ライナーが好きみたいなんだ」
この良太郎初めての自覚が、ホントにみんなのよりどころになったよなぁ、って、
・゚・(つД`)・゚・な〜み〜だ〜が〜とま〜ら〜ない〜(どこまで行く
>律儀に応答するモモ
空気の読めない着信音(笑)をちゃんと受け止められるのはやっぱモモですね〜。
そういえば、モモのそういうヘンな律儀さって、今まで繰りかえし繰りかえし描かれてきてましたよ。
だからアホらしいパワーアップ(笑笑)も、「モモだしー」と自然に納得して思いっきり大笑いできたのかも。
「風呂入ってくる!」とデッキに逃げて泣く赤鬼と一緒に泣いちゃいましたけど、同じ穴のムジナだったハナちゃんに先手打たれてぶっ飛ばされてしまうし。
ホント笑いながら泣ける”安堵の涙”でしたねぇ・・・
>「どうして?良太郎もその方が嬉しいでしょ?」
リュウタなんてことをっ!!
と思って良太郎と一緒になっていたたまれない気持ちになってたんですが、リュウタ側に思いを馳せてみるとなんて切ない、切なすぎるじゃないですか・・・!
動物たちには無条件に愛情を傾けるのに、自分が愛されることは全然期待してない感じが全然ガキっぽくなくて、でもこんなことストレートにぽろっと口に出してしまうところはもっすごガキっぽくて、
「何をしても止めるよ。君と一緒に消えることになっても」
って言われたときまでは、まだ支配する―される、やっつける―やっつけられる(負けるのはイヤだけど)の関係性しか知らなかったのに、そうじゃない関係性っていうのはデンライナーに来て初めて経験したかのようで、
自分を特別な存在としてじゃなく、ありのまままるごと受け入れてくれるデンライナーって、ホントに特別でかけがえのない場所だったんだなぁと思って、
「皆がいる電ライナーが好きみたいなんだ」
この良太郎初めての自覚が、ホントにみんなのよりどころになったよなぁ、って、
・゚・(つД`)・゚・な〜み〜だ〜が〜とま〜ら〜ない〜(どこまで行く
>律儀に応答するモモ
空気の読めない着信音(笑)をちゃんと受け止められるのはやっぱモモですね〜。
そういえば、モモのそういうヘンな律儀さって、今まで繰りかえし繰りかえし描かれてきてましたよ。
だからアホらしいパワーアップ(笑笑)も、「モモだしー」と自然に納得して思いっきり大笑いできたのかも。
「風呂入ってくる!」とデッキに逃げて泣く赤鬼と一緒に泣いちゃいましたけど、同じ穴のムジナだったハナちゃんに先手打たれてぶっ飛ばされてしまうし。
ホント笑いながら泣ける”安堵の涙”でしたねぇ・・・
やっぱりライダーはキックだね!
はだ |
2007.08.16(木) 16:57 | URL |
【コメント編集】
でも女子もびっくり。
ここでライダーキックかー鮮やかなり!!と思わず手がグーだよ!
今まで全然出さないんじゃなくて、ロッドがライダーキックやってたので、釣られやすい私ったらすっかり油断してたのさorz
企画脚本現場がものすごくガッツリ組んでる感じがしたのん。
よっぽど膝つき合わせなきゃ、この戦術まで運べないと思ったよ。
玩具や約束事にこれだけのドラマ詰め込む作業、やってて絶対、絶っっ対楽しいと思うっ!
ここでライダーキックかー鮮やかなり!!と思わず手がグーだよ!
今まで全然出さないんじゃなくて、ロッドがライダーキックやってたので、釣られやすい私ったらすっかり油断してたのさorz
企画脚本現場がものすごくガッツリ組んでる感じがしたのん。
よっぽど膝つき合わせなきゃ、この戦術まで運べないと思ったよ。
玩具や約束事にこれだけのドラマ詰め込む作業、やってて絶対、絶っっ対楽しいと思うっ!
木曜日に書き始めて、仕上げるのに今朝までかかっちゃったよ今回の感想。
家事の合間にビデオで復習しながら書くんですけど、泣いちゃって泣いちゃって、夕飯の買い物にでかけるのに、こんな顔で外出れるかー!みたいな(笑)
特撮にこんな泣かされるとは思ってなかったぜ...
ウラ達はこのままケータロスとして存在するのかと思ってたので、デンライナーにみんな戻ってたときは本当に嬉しかった!
>絶対忘れたくない想いがあるよ
劇場版を是非観て欲しい一言ですよ。うふふ(笑)
家事の合間にビデオで復習しながら書くんですけど、泣いちゃって泣いちゃって、夕飯の買い物にでかけるのに、こんな顔で外出れるかー!みたいな(笑)
特撮にこんな泣かされるとは思ってなかったぜ...
ウラ達はこのままケータロスとして存在するのかと思ってたので、デンライナーにみんな戻ってたときは本当に嬉しかった!
>絶対忘れたくない想いがあるよ
劇場版を是非観て欲しい一言ですよ。うふふ(笑)
さつき |
2007.08.18(土) 18:50 | URL |
【コメント編集】
味わわれましたねさつきさん・・・v
さつきさんの記事を拝見しながら、またまた熱くなる私の目頭なのでした。
一刻一刻を刻み付けたくなりますよ、大切な時間、大切な想い。
自分の中の「好き」って気持ちも、思いっきり受け止めてくれたようなエピソードでした。
要らない子なんていないんだよっ!みんな大好きだー・゚・(つД`)・゚・
私もラストシーン見るまで気抜けませんでしたよーケータロス内限定存在だったらどうしようってさー
だからあの浮かれすぎ調子に乗りすぎのウラキンリュウタに
「うるせんだよてめぇら!!せっかくせいせいしたと思ってたのによ!」
と憎まれ口叩くモモに激しく共感した私はツンデレ認定。
>うふふ(笑)
ぬうううそっちでも抜かりなしか劇場版!!
釣られてやるぜ!!
さつきさんの記事を拝見しながら、またまた熱くなる私の目頭なのでした。
一刻一刻を刻み付けたくなりますよ、大切な時間、大切な想い。
自分の中の「好き」って気持ちも、思いっきり受け止めてくれたようなエピソードでした。
要らない子なんていないんだよっ!みんな大好きだー・゚・(つД`)・゚・
私もラストシーン見るまで気抜けませんでしたよーケータロス内限定存在だったらどうしようってさー
だからあの浮かれすぎ調子に乗りすぎのウラキンリュウタに
「うるせんだよてめぇら!!せっかくせいせいしたと思ってたのによ!」
と憎まれ口叩くモモに激しく共感した私はツンデレ認定。
>うふふ(笑)
ぬうううそっちでも抜かりなしか劇場版!!
釣られてやるぜ!!
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■仮面ライダー電王 第28話「ツキすぎ、ノリすぎ、変わりすぎ」
ウルセーッ!!!!「今回の話は涙無しには見られないですぅ」「ボク達がいなくなるって、まんまと釣られちゃったみたいだね、センパイ」「べ、別に何とも思ってなんかねえぞ。オレはほら、知恵の輪に夢中だっ
2007/08/15(水) 19:38:25 | 『真・南海大決戦』
不覚にも泣きそうになりました。ってか泣けるでぇ。今回の話は前回とで前後編なんですが、間に劇場版が入っているため、前後では前が劇場タイアップ、後がクライマックス登場とかなり特殊になってますよ。っ
2007/08/17(金) 01:28:13 | 駄文とか駄文とか駄文とか
今回は本当にどうなるのかドキドキした(´;ω;`)※以下ネタバレ・デンライナーの中が縁日にwwわなげ屋のおっちゃん(キン)ハマりすぎwwわたあめおいしそうwwリュウタのつま先が妙にかわええwwww・リュウタがいきなり「沈んでる〜」とか言い出したよ。それに...
2007/08/17(金) 08:55:20 | Ondul Blog ver.2.07
■仮面ライダー電王 第28話「ツキすぎ、ノリすぎ、変わりすぎ」
人気ブログランキングの順位は?
『皮が剥けた〜!!』\(●o○;)
ベリッ・・・
2007/08/23(木) 23:28:15 | ダディャーナザン!ナズェミデルンディス!!
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3タロスが消えるという話になったとき、リュウタはもっと駄々をこねると思ってたのに
「どうして?良太郎もその方が嬉しいでしょ?」って言ってたトコに
涙腺刺激されまくり・゚・(つД`)・゚・
リュウタは良太郎君の深層意識に触れていたから良太郎君の本音を知っている。
だからこそ、川原でタイヤ引きながらハナちゃんに
「でも、皆がいる電ライナーが好きみたいなんだ…僕。」と自分でも気づいてなかった
本心に気づいた良太郎君にな〜み〜だ〜が〜とま〜ら〜ない〜・゚・(つД`)・゚・
そして、空気の読めない着信音に律儀に応答するモモと
かつてこんなにアホらしいパワーアップの仕方があっただろうかと
画面に指さしてゲラゲラ笑いつつ、よかった、皆帰ってきてくれたと
本気でホッとした自分にビックリ。
“安堵の涙”を流したなんてこれが初めてでしたよ…(´ー`;)
今回ほど電王が電王で良かったと思う話はなかったですねぇ(´∀`*)